賃貸物件が多い時期とは?

賃貸物件が多い時期とは? マンションやアパートなどの賃貸物件は、どの様な時期に物件数が多いのでしょうか。
特に賃貸物件が多くなるのは、移動の時期である3月ごろがたくさん出てきます。
不動産業者やマンションやアパートを所有するオーナーはマンションやアパートを新築する場合は、人の移動する3月より前の2月か遅くとも3月の中旬までには完成する様に工事工程を組んで施工してもらいます。
移動で今まで住んでいたマンションやアパートが空くのと同時に、新築された賃貸物件が加わるので必然的に2月下旬から3月にかけては物件が多くなってきます。
この時期に新築物件に入居したいのなら、1月や2月から不動産業者にお願いしておくとよいでしょう。
次に3月ほどではないですが物件が多いのが、8月から9月の時期です。
これは税務署などの公務員の移動などと同時に、民間においても中間の時期に移動のある企業も若干あるからです。
自分の理想とする賃貸物件を探すなら、早い時期から不動産業者にお願いしておく事でしょう。

なぜこの時期に賃貸物件が増えるの?

人口が減少に転じ、空き家問題が深刻化している昨今でも、賃貸物件は増える一方です。
その理由は、賃貸派が増えて、賃貸物件への需要が増しているからでしょう。
最近になって、持ち家は必ずしも一生の財産とはならないことが周知されるようになりました。
家を買うことは購入代金のローンの負債を背負うだけでなく、老朽化して誰も住まなくなった場合の負の資産を背負い込むことにもなると見られるようになりつつあります。
住宅価格は以前のように右肩上がりで上がり続けるものではなくなり、土地も売りに出せば必ず売れるものでもなくなりました。
売れなくて抱え込んでいれば、固定資産税がかかり続けます。
取り壊し費用は莫大で、しかも取り壊したら、固定資産税は6倍に跳ね上がります。
賃貸住宅に住み続けていれば、そうした心配と無縁でいられます。
家族形態も変わり、代々一つの家に住み続けるというのも一般的ではなくなりました。
一生家を持たないということのメリットが、認識されるようになってきています。